【会社設立後に知っておきたい税務】 ETCクレジットカードを利用する際の仕入税額控除手続きのポイント

ETCクレジットカードを利用している際に、インボイス制度のもと仕入税額控除をとる際に気を付けるポイントは以下のとおりとなります。
利用証明書の取得・保存:
- ETCクレジットカードの高速道路利用料金（ETC料金）に関する仕入税額控除を受けるためには、「利用証明書」を取得し保存する必要があります。
- 利用証明書の取得は、一般的に「ETC利用照会サービス」を通じてダウンロード可能です。
クレジットカード利用明細書の保存:
- 利用証明書の代わりに、ETCの利用に係るクレジットカード会社の「クレジットカード利用明細書」を保存することも条件とされています。
- クレジットカード利用明細書は、受領した分を全て保存します。
「任意の1回分」の取得頻度:
- 「任意の1回分」の取得頻度は、一定期間ごとに1回ではなく、利用した高速道路会社等の「利用証明書」を文字どおり1回のみ取得するだけで結構です。
- 例えば、同じ高速道路会社を利用し続けても、その都度「利用証明書」を取得する必要はありません。
異なる高速道路会社の利用時の注意:
- 異なる高速道路会社を利用した場合は、各会社ごとに「利用証明書」を1回分取得する必要があります。
- ただし、同じ高速道路会社を経由しても、「利用証明書」がまとめて発行されている場合は、それを取得します。
組合が提供するETCクレジットカードを利用する場合:
- 組合が発行するETCクレジットカードを利用する場合は、組合側が「明細書」と「利用証明書」を保存していれば、組合員は組合から受領する精算書等を保存することで仕入税額控除を受けることができます。