会計事務所と事業会社の経理部の違い
会計事務所で働くことと事業会社の経理部で働くことの違いについて解説します。両者の役割や業務内容、求められるスキル、働き方の違いを理解し、就職活動にあたり参考にしてください。
- 1. 仕事内容の違い
会計事務所の業務
会計事務所は、主にクライアントに対して会計や税務に関するサービスを提供します。具体的な業務内容は以下の通りです。
- 記帳代行: クライアントから提供された資料を基に、日々の取引を記録します。
- 税務申告: クライアントのために税務申告書を作成し、税務署に提出します。
- 財務分析: クライアントの財務状況を分析し、経営改善のためのアドバイスを行います。
- 経営支援: クライアントの経営戦略に関する相談に乗り、必要なデータを提供します。
会計事務所では、複数のクライアントを同時に担当することが一般的であり、いろいろな業種の経理業務に携われるのが特徴です。
経理の業務
一方、一般企業の経理職は、自社の財務管理を行います。主な業務内容は以下の通りです。会社規模が大きくなるとより分業・特化されます。
- 仕訳入力: 日々の取引を仕訳し、帳簿に記録します。
- 現金管理: 預金や小口現金の管理を行い、資金繰りを把握します。
- 請求書の発行: 売上に対する請求書を作成し、顧客に送付します。
- 給与計算: 従業員の給与を計算し、支払いを行います。
経理は基本的に自社の業務に集中し、安定した働き方が期待できますが、取扱業務の幅は会計事務所に比べて狭くなることがあります。
- 2. 求められるスキル
会計事務所でも経理でも必要なスキルは共通するものが多くなります。ただし、業務内容に異なる部分があるため、異なるスキルが求められます。
会計事務所で働くためには、経理的な知識に加えて税務知識が必要になります。 税務申告書を作成したり、クライアントからの税務相談に応じる必要があるため、税務の専門家としての知識が必要になってきます。また、クライアントとのやり取りが多いため、良好なコミュニケーションが必要です。コミュニケーションがうまくいかないことが続くと、契約解除といったことにつながる可能性もあります。一方、経理で働くための知識としては業務フローに対する知識です。経理は所属する会社の発注、納品、決済といった業務フローに合わせる形で処理が必要になるため、各会社に応じた業務フローに対する理解が必要になります。会社規模によっては、社内の稟議や決済といったものが必要になり、そのルールに基づいているかどうかを判断しながら処理が必要になります。
- 3. 働き方の違い
会計事務所の働き方
会計事務所では、クライアントのニーズに応じて柔軟に業務を行う必要があります。多様な業種のクライアントと関わるため、税務や経理において様々な経験を積むことができ、キャリアの幅を広げることが可能です。
経理の働き方
経理職は、一般的に安定した勤務時間が期待でき、企業内での業務に集中します。特に大企業では、経理部門が分業化されているため、特定の業務に専念することが多いです。経理職は、企業の経営を支える重要な役割を果たしており、経営戦略に関与する機会もあります。
- 4. キャリアパスの違い
会計事務所のキャリアパス
会計事務所での経験を積むことで、税理士や公認会計士などの資格取得を目指すことができます。これにより、専門性を高め、より高いポジションを目指すことが可能です。また、クライアントとの関係構築を通じて、ビジネスネットワークを広げることもできます。
経理のキャリアパス
経理職では、経理部門内での昇進や、財務部門への異動などが考えられます。経理の経験を活かして、経営企画や財務分析などの職種に転職することも可能です。特に、経理の知識は企業の経営に直結するため、経営戦略に関与する機会も増えます。
5.まとめ
会計事務所と経理職は、業務内容や求められるスキル、働き方、明確な違いがあります。自分のキャリアプランやライフスタイルに応じて、どちらの職種が適しているかを考えることが重要です。両者の違いを理解することで、より良いキャリア選択ができるでしょう。
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